安定と情報とストレスと進化

外で、態度が悪かったりすぐに怒ったり、やたらと人をバカにしたりする人間を見かける事はよくあることだ。

上に該当しないような人はそういう人を、しょうもない、クズ、乱暴な、DQNだと思うかもしれない。

しかし該当する人々も理由があってそういう行動にでていることを忘れてはいけない。
本人たちが自覚的か無自覚かは人それぞれであると思うけど、彼らは他人に過剰に悪意をぶつけないといけないほどストレスがかかる境遇にある。ということである。

よく乱暴な人々をみて「育ちが悪い」というけれど、それだけで済ましたりしてはいけない。育ちが悪い、お金がない者がいるということは社会にヒエラルヒーが存在してその差の大きさ分下部の人々にストレスがかかっているということを忘れてはいけない。

こういう断層社会がある限り人々の負の連鎖は消える事はなく、汚い蔑みあいが消える事はない。
かといって、国規模でヒエラルヒーを無くすことは現状限りなく無謀である。

しかしそういった世界でも、少しの理解力と思いやりと余力の別の使い方ができればもう少し平穏に生きる事ができるのかもしれない。